アーモンドプードル

全て虚構です

【バニラかチョコ】歌詞を深読みしたら彼氏の重岡くんの解像度が上がって怖い

ジャニーズWESTの最新シングル「でっかい愛/喜努愛楽」の通常盤にセンターである重岡大毅くんが作詞作曲した「バニラかチョコ」が収録されています。

 

シングルの詳細が明らかになると同時に、この曲には「多くの人が思わず共感するあま~いラブソング」という紹介文が公式サイトにアップされました。

現役アイドルの紡ぐ、誰もが共感するような恋の歌という一見ミスマッチな煽りでしたが、これが期待を裏切らないどころか想像をはるかに上回るほどの共感の嵐で、恐ろしいほどに情景が思い浮かぶものでした。

 

これまで重岡くんが作詞した曲はどれも等身大の主人公像が見えるような、何気ない日常をストーリー仕立てにしたものばかりで、つい自分と重ねてしまいライブ中思わず涙することもわたしにはありました。ですが、今回の「バニラかチョコ」は違います。自分と重なるのではなく【誰かの彼氏である重岡大毅くん】という架空の存在がかなりの解像度で想像できてしまったのです。重岡くんらしい言葉遊びが多用されていて、耳障りの良い詞の中に具体的に描かれていないことまで深読みしてしまいます。これは恐怖体験ですよ…

*あくまでも個人的な見解です。本人の意図とは異なる可能性があります

 

 

 長くなった短い話 とっくに冷えた頭とつま先 

 

1行目で夜中に喧嘩したこと、反省していることがわかる。薄着なのか裸足なのか、はたまた靴を履いていないのか?と想像力を掻き立てるこのセンス、良すぎ。

長いと短い、頭と爪先の二つの対義語がリンク。

 

 

玄関悩んだスニーカーorスリッパ

どうせすぐ帰るつもりだったけど

 

1行目の回収。彼女と喧嘩して家を飛び出してきて、すぐ帰るつもりだったからスリッパを選んだけれど爪先が冷たい。*1

 

 

先に君あとから僕が良いごめんね

 

反省しているけれど自分からは謝りたくない、彼女が謝ってくれたら僕も謝るって、素直じゃないな、大毅は・・・(突然おじさんの人格が登場?)

 

 

引くに引けずにコンビニエンスストア ウロチョロ

うつろな顔の深夜バイトのお兄さん

厄介ごと一仕事 お互い済まそうか

 

彼の引くに引けない厄介ごとは彼女との、おそらく些細なことが原因の喧嘩でバイトの兄さんにとっての厄介ごとは客の自分。「こんな時間に客来るとは思わないよな、ごめん」という人のよさが表れている。普段から誰に対してもコミュニケーションを怠らず、人付き合いが上手い人物像を想像すると同時に突っ掛けサンダルでダル着で拗ねて口とんがらせてコンビニをウロウロしている大毅が容易に想像できる。なぜか名前呼びでこんな長文を書いてしまうほどに親しみを覚えてしまう。怖い。

 

 

ほのかに口下手くらいが可愛いのに

 

普段は彼女の方がイニシアチブを取っているのかな、そういうところが好きなくせに良く言うよ(だから誰目線?)

 

 

期間限定アイスクリーム

バニラかチョコのバリエーション

白か黒かで余り物はダーリンダーリン

曖昧な時は甘いチョイスをホラ

ビターで苦いのが僕は好き うんソレで良い

 

男は定番、女は期間限定のフレーバーが好きなのあるあるだよね。

仲直りのしるしにコンビニスイーツもあるある。

 

「期間限定」は「喧嘩は今だけ、すぐに仲直りしたい」「アイスが溶ける前に帰って謝らなくちゃ」という気持ちのメタファー。

バニラとチョコの色は白と黒。2組の対義語は「どっちが悪いのか、白黒つけようぜ」「先に謝ってほしい」という異なる感情を表している。

 

曖昧と甘いで韻を踏んで、甘いとビターがまた対義語。

彼女はバニラ、僕はチョコが定番なのかな?先に彼女に選ばせて余った方を自分がもらうといった普段のやりとりが想像できる。また、僕がチョコ=僕が黒つまり自分の方が悪かったと認めているけれど、「曖昧な時は甘いチョイスを」から推測するに「どちらも悪かったかもしれないけど自分が折れようか」というやるせない気持ちを納得させるために「それでいい」と自分に言い聞かせている。その上で「それ(余った方)でいいよ」と優しい顔で微笑む彼氏の大毅が容易に想像できる。想像出来すぎて恐怖。

 

 

告白した夏の夜トリップ

Yes or Noのシチュエーション

今も昔も決まり文句でダーリンダーリン

大抵のことは甘いアイスをホラ

 

急な回顧。夏の夜に大毅から交際を申し込んだのね、惚れた弱みまで握られていると…そうですか…

 

YESNO、今と昔の対義語 チョイスとアイスで韻

告白した日も2人でアイスを食べて、つまりアイスを食べると告白した日のことを思い出すから仲直りにはアイスがつきもので、「アイスでも食べる?」が決まり文句なのかも

 

 

おかえりは無くてもグッバイ また頼むぜコンビニ

 

「彼女がまだ怒っていておかえりと言ってくれないかも」という不安と、深夜コンビニ常習犯の自分はバイトの兄さんに覚えられているかもしれないがアパレル店員みたいに「おかえりなさい」とは言われない、けどまた仲直りのきっかけにアイスを買いに来るよという意識の表れ。なんだか情けなくて愛おしい。そう思わせる重岡くん、怖い。

 

 

一か八か作り話 とっさにひねった頭と口先

必要な嘘は有罪or無罪か

すまし顔 優しい顔 お願い見逃せないか

 

「ひねった頭と口先」は一行目の「冷えた頭と爪先」との対比。

有罪と無罪でまた対義語。

多用される対義語は正反対な君と僕のメタファー。

 

 

ほっこり鈍感なくらいが可愛いのに

 

いつもイニシアチブを取る彼女を可愛げがないと言いながらもそんな彼女が好きでたまらないくせにさ…素直になれよ、大毅←怖い

 

 

出し過ぎ注意ハンドクリーム

シェアするべきコミュニケーション

ひび割れ防止で余り物はダーリンダーリン

あんまりな事はドライなチョイスさホラ

ベタつく空気が君は好き うん割と好き

 

 

アイスクリームとハンドクリームで韻

アイスの味もハンドクリームも余りをもらうのは僕。

指先と二人の関係がひび割れないようにハンドクリームを塗りあうんだね…*2

 

彼女はドライなところがあるから喧嘩も引き摺らないでうまくやっていけてるのだろう。

ベタつくのはハンドクリームか、それともいちゃいちゃすることか、告白した夏の夜のベタついた空気も思い出すね

繰り返しますが、これ本当に重岡くんが考えた詞です…怖いです情景が想像できすぎて。重岡大毅ガチ恋の女だったら爆発して塵になっているところでしたが、幸運なことにわたしはハマダの夢女なので元気に生きています。

 

 

準備万端冬空とリップ

いつもの街もイルミネーション

OFFでもONでも素敵さ君はダーリンダーリン

大切なキスは甘いセリフとホラ

理想じゃ良い自分でも 寝巻きスリッパ

 

しっかりついてこいくらいがカッコいいのに

 

「夏の夜トリップ」「冬空とリップ」で韻、告白した夏と恋人として過ごす冬の対比がまぶしい。

ハンドクリームとリップで冬仕度の発想が女子的でかわいい。ずっと幸せでいろ、大毅…(ここでおじさんが再登場?!)

OFFONの対義語。イルミネーションがOFFでも=ロマンチックな背景がなくても、飾らなくても君は素敵の揶揄。

理想は甘い言葉とする甘いキスだけど現実は寝巻きスリッパでトリップしていたが我に帰る。まだ彼女の待つ家には帰れていない。理想と情けない現実の対比が等身大のその辺にいそうな彼氏で、でもその辺に大毅はいないわけで、もう意味が分からない、なんで?怖い

 

 

時間制限アイスクリーム

ドア前一人シミュレーション

ただいまおかえり ぎこちなくてもダーリンダーリン

幸いなことは甘いアイスがほら

リハ通りいけばそれでいい うんコレでいい あ~

 

前述通り、アイスが溶ける前に帰ってきた。ドア前まで来て一人で仲直りのリハーサルするちょっと情けない男(顔は重岡大毅)、めちゃくちゃいそうでいない。あ~

言い訳も謝罪も上手く言えないけど、幸いなことにアイスは溶けていない。

 

 

期間限定アイスクリーム

バニラかチョコのバリエーション

白か黒かで余り物はダーリンダーリン

曖昧な時は甘いチョイスをホラ

ビターで苦いのが僕は好き うんソレで良い

 

負担軽減アイスクリーム

酸いも甘いもノンフィクション

 

期間限定、時間制限、負担軽減で韻

バリエーション、シチュエーション、コミュニケーション、イルミネーション、シュミレーション、ノンフィクションで韻

やりすぎなくらい韻を踏んでいるけど言葉のチョイスに無理がなくて、結果耳障りよくストーリーがスッと頭に入ってくるのかな。謝罪の負担を軽くしたくて頼るのがアイスなの、リアリティがある。かわいい。

 

 

あの手この手で何がなんでもダーリンダーリン

「心配事の9割以上はホラ

おこらないって言ったでしょ?」

ハイハイ よく笑うぜのんきに

 

起こらないと怒らないとのダブルミーニング。やはり彼女のほうが一枚上手。

あんなにやきもきしていたことを知らない彼女は笑っていて、釣られて大毅も笑うんでしょ知ってる。もう見たことある気がしてきたよねここまで来るとさ。

コンビニとのんきにで韻を踏むセンス、よすぎて悔しい

 

 

oh good day… oh bad day…

oh good day… oh bad day…

oh good day… oh bad day…

oh good day… good day…

 

goodbadの対義語の繰り返し。最後だけgood dayの繰り返しなのは、「今日みたいな日も思い返すと悪くなかったな」ということで時間の経過を表していて、交際が長続きしていることが窺える。大毅との交際が、長続きしている、というヤバい事実(事実ではない)。結婚もそろそろ視野に入れているかも?

 

イドルはすべてが虚妄と思って生きているけど、重岡くんはなぜか「こちら側」に寄り添うように感じてしまうから、怖い。

 

 

追記:7月30日に更新されたジャニーズウェブのINBOXを読むとさらに解像度が上がるので更なる恐怖体験が味わえるかもしれません。

*1:ここで言うスリッパは多分室内履きじゃなくて突っ掛けサンダルのことかも 

*2:ここのダブルミーニングに気づいた時、他にもあるのでは?!と深読みを始めてしまったって訳